旧新津市の秋葉山のふもとに秋葉公園があります。園内では鹿・うさぎ・クジャクなどの動物が見られ、ゆったり散策できるのが魅力。今回はリフレッシュを兼ねて、秋葉公園まで足を伸ばしてみました。
新潟駅から最寄り駅の東新津駅へは信越線と磐越西線を乗り継いで30分ほど。駅から秋葉公園までは歩いて約20分で到着です。
入り口には巨大な噴水が設けられた噴水広場がありました。

澄んだ水が空高く吹きあがる様子は見事です。晴れた日には噴水が日光にキラキラ反射して美しいですよ。愛機を構えてシャッターチャンスを狙うカメラマンもいました。ただし風向き次第では水しぶきが霧状になり、遠距離まで飛んでくるので濡れないように注意してください。
入り口付近の一角は日本庭園風に整備されていました。

こちらでは赤いコイが数匹優雅に泳いでいるのですが、何やら黒い影も見えるような…。

よく見てみるとオタマジャクシでした。全体で300匹くらいでしょうか?もう少ししたらカエルの合唱が秋葉公園で聞こえますね。
道なりにずんずん秋葉山へ入っていきます。新津駅から車で10分くらいの場所ですが自然がすごいです。ヒールは転ぶと危ないので、運動靴かぺたんこパンプスがおすすめ。

和歌山県の熊野古道を彷彿とさせるような景色が続きます。体のだるさも忘れて必死に上ります。

3分ほどで広場に到着。広場には秋葉公園の案内図がありました。

遊具のほかには「サル」「うさぎ」「鹿」「クジャク」が飼育されています。動物を展示している公園は中央区の白山公園が有名ですが、それを上回る種類が秋葉公園で見られます。風向き次第で何となく動物のニオイが漂ってきました!
ニオイの方へ歩くと、大きな檻が2つ並んでいるのを発見。

どうやらうさぎとサルの小屋のようです。まずうさぎ小屋をそっと覗いてみると、かわいらしい茶色のうさぎがいました。

ちょっと気温が高い時間帯だったので、暑さを和らげるために伸びていたようですね。その隣にはニホンザルの小屋があるんですが、覗いてみてもまったく姿が見えず。時間をおいても現れなかったので、残念ながら写真に姿を収められませんでした。いないのでしょうか…?
気を取り直して野生のニオイ(?)を辿っていくと、通路を挟んだ場所に鹿が10頭ほどいました。

看板には「ヤクシカ」と書いてあり、九州屋久島に棲息しているとのこと。体重はオスで50キロ程度、角は枝が3本しか出ないそうです。

目が合いました!カワイイですね。秋葉公園で管理されているこちらのヤクシカですが、実は屋久島の出身ではありません。鹿の飼育コーナーの紹介によれば、長野県上田市の市民の森から寄贈されたそうです。
それにしても意外とヤクシカってずんぐりしてるんですね(失礼)

シュッとスリムな奈良のシカのイメージが強いせいか、ヤクシカはボヨ~ンと丸く見えます。調べてみると奈良の鹿はホンシュウジカで、こちらのヤクシカに比べて体長も体重も上回っています。
ヤクシカはエサを食べており、秋葉公園内が静かなせいか「ショリショリ…」という貴重な咀嚼音が聴けました。分かりやすく例えるならば、すり鉢や石臼で何かをするような音でした。
実はクジャクも鹿の側の檻にいたのですが、デジカメのズームで捉えられないほど奥でひっそりしていました。写されたくないのかもしれませんね…、うーん残念。
遊具はロープにぶら下がって移動するタイプのものと、木造のアスレチックが設置されていました。さすがに遊具で遊ぶ年齢ではないので写真を撮るだけ。

鹿やうさぎといったキュートな動物も見れましたし、森林浴も気分良く満喫できたので、秋葉公園を出ることにしました。歩き回っただけですが、ちょっと体を動かすだけで倦怠感がとれたのにはビックリ。公園内は木陰がたくさんあって涼しく、とっても動きやすかったです。
歩き疲れたので入り口のベンチに腰掛けていたら、このような張り紙が目に入ってきました。

…秋葉公園ってクマがいるんですね、まったく知りませんでした…。張り紙によれば、平成28年に丘陵地にてクマが目撃されているようです。たしかに秋葉公園は風致地区(※)に指定されており、緑がとっても豊かに生い茂っています。
まさか秋葉公園にクマが出没するとは驚きです…。
このほかには鳥、昆虫も数多く生息しているので、バードウォッチングや昆虫観察にもおすすめ。公園内には「秋葉神社」も鎮座しているので、そちらへもぜひお参りに訪れてみてください。
※風致地区・・・都市計画法第8条/許可なく木々の伐採や住宅の建築を行ってはならない決まり
旅データ
- アクセス:東新津駅から徒歩20分
- URL:https://www.city.niigata.lg.jp/kurashi/