チューリップの切り花出荷数が日本一として知られる新潟県内各地には、たくさんのチューリップ畑が広がっています。今回は春爛漫のポカポカ陽気に誘われて、チューリップを見にいくとぴあ食花に行ってきました!
新潟駅南口から路線バス(新潟交通)に乗ること20分。いくとぴあ食花に到着です。

いくとぴあ食花は2014年にオープンした食&花を楽しみながら学ぶことのできる施設で、食育花育センターをはじめとする8つの施設から構成され、休日には多くの家族連れや観光客で賑わっています。
敷地内各所にチューリップが植えられていますが、必見なのが『キラキラガーデン』です。キラキラガーデンには四季を通してさまざまな花が植栽され、そのうちチューリップが約60,000球だそうです!
キラキラガーデンへ入場するとウェルカムボードとチューリップが出迎えてくれました。

やっぱり春の花チューリップは美しいですね。美しさと快活さを併せ持った姿を見ているだけで元気をもらえます。チューリップがムスカリ・クロッカスなどの背の低い植物と合わせて植栽されていました。
地面の茶色が見えないように工夫されていて、花が敷き詰められた状態となっています。地面が見えた状態だとそちらに目がいってしまいがち。植物同士まったくスキマのない植栽は難しかったでしょうね。
園内にはオランダ大使館から寄贈されたチューリップも咲いていました。その数は10種類500球だそうです。

オランダのチューリップの名所といえば、キューケンホフ公園が有名ですよね。とてもメルヘンな風景が広がっているのでぜひ検索を。
キラキラガーデンではチューリップの中を通り、花の開花具合や色合いを楽しみながら散策ができます。チューリップは赤や黄色がベーシックですが、最近はパープルなどの品種も増えつつあるんですね。

複数の種類を組み合わせているので、ガーデンでは複色の調和が見事です。単色もいいけれど、複色も豊かな情景になりますね!自然の織り成す芸術って素晴らしい~

空を見上げると鯉のぼりが5月の風に吹かれて泳いでいました。

歩き疲れたら東屋でひと休みもできます。

チューリップの人気投票も行われており、園内の一角にディスプレイ用の鉢植えがありました。字が読みづらくほんの一例ですが、このような種類があります。
こちらは新潟のサッカーチームと同じ名前の「アルビレックス」という品種。

まさしくアルビレックスカラーそのものですね。新潟で生まれた品種で、ブランドチューリップとして売り出されています。
ブルーダイヤモンドという品種のチューリップ。

えー、ブルーではなくパープルでは…?花びらがパープル一色のようですが、目を凝らせば濃淡が組み合わさっていますね。見ている者の気分を優雅でロマンチックにしてくれます。
花びらの先端がギザギザして、バイカラーがキュートなカナスタ。

背が他種と比べて低くくなっており、茎が短いのが特長。強風に吹かれても茎がグッタリとしなだれにくい印象でした。たまに茎が曲がって頭の垂れたチューリップを見かけますが、微妙な気分になりますよね…。
大輪の花を咲かせるモンテカルロ。

かの有名なハリウッド女優グレース・ケリーが嫁いだモナコ公国にも同じ地名がありますね。花びらが広がって開くため、少ない本数でもボリューム感がすごい。
今年の人気ナンバーワンはどのチューリップに輝くのか楽しみですね。見事なチューリップを、ぜひいくとぴあキラキラガーデンでご覧ください。
旅データ
- 入場料:300円
- アクセス:新潟駅南口から路線バスで20分、「いくとぴあ食花前」下車すぐ
- URL:http://www.ikutopia.com/