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【新潟市】新潟の住宅街に残る「地獄」と「極楽」の境界線「地獄極楽小路」

地獄極楽小路

新潟市中央区には『地獄極楽小路』という恐ろしいような、はたまた行ってみたいような場所があるのをご存じでしょうか?

今回は謎の地獄極楽小路に立ち寄ってみました。内容は後述しますが特にホラーでもないので、怖がりな方でも安心してお読みください。

場所は北方文化博物館新潟分館や旧齋藤家別邸から徒歩2~3分ほどのところにあります。こちらが地獄極楽小路です。

地獄極楽小路

西大畑に位置する地獄極楽小路ですが、ひっそりとした小路なため、うっかり通りすぎてしまわないように注意してください。

ちゃんと『地獄極楽小路』という標識が立てられています。フォントではなくて手書きのようですが達筆ですね。

標識

文字の微妙なかすれ具合に、昭和レトロを感じつついささか背中が寒いような気も…。写真はたまたまなのですが、光のコントラストで暗い看板側が地獄、光り輝く植物が極楽を表しているかのようです。

こちらが看板からやや先に進んだ場所で撮影した地獄極楽小路です。

地獄極楽小路

光と影で小路がスッパリ半分に二分されていますが、どちらが地獄で極楽かお分かりでしょうか?

正解は写真右手の影がある方が地獄、逆の左手側が極楽でした!実は地獄極楽小路とは一本道をはさんで左右に『旧新潟刑務所』と『高級料亭 行形亭』が立っていることから、そう呼ばれているんですね。

まずは地獄から紹介します。

地獄の旧新潟刑務所ですが、現在は西大畑公園として整備されており、旧刑務所の通用門が残されているだけとなっています。現在から約50年前ほどの1971年までは、ここに囚人が収容されていたんですって!

西大畑という土地に旧新潟刑務所が建てられたのは、江戸時代には火葬場・牢屋敷があったことも要因なのでしょう。

こちらが地獄の旧新潟刑務所の通用門。

通用門

レンガで作られている上に金属製の門がタテ、さらにはダメ出しでバツ印状に張り巡らされています。「罪を償うまで逃がさんぞ!」という旧刑務所からのメッセージでしょうか?

そして刑務所と聞いて思い付くのが脱走、海外の映画では脱獄は付き物ですよね。はたして脱走はできるのでしょうか?

通用門を角度を変えて撮影しました。

通用門

…門にはかなりの厚みがあって、壁を壊して脱獄するのは難しいと分かります。またこちらの通用門ですが、実物よりも”縮小”して作られていて、もっと重厚だったかもしれません。

なので脱獄は不可能に近かったのではないか……と思いますが、実際には脱獄した服役囚がいたそうです。どこから当時の服役囚が脱獄したのかは分かりませんが、やはり刑務所と脱獄はセットとなっているんですね。

また小路に戻りますが、西大畑公園のレンガ壁がかなり高さがあって、やっぱり刑務所感を彷彿とさせるような気がします。

小路

ちなみに、小路の広さは車が一台通れるくらいで、車が双方から来てしまうとどちらかがバックせざるを得ません。ドライバーは小路の通行を避けているようで、訪れた時にはあまり目立った車の往来はありませんでした。

西大畑公園は春になると桜の名所として市民が大勢集まる憩いのスポットです。ここが刑務所だったと知っている人も少しづつ減ってきているようです。

そして昔の天国こと行形亭(いきなりや)。

行形亭

江戸時代の元禄(1688年~1704年)あたりの創業で、現在も営業中の高級純日本料理店です。営業時間が昼11時30分~14時00分、夜17時00分~21時30分となっていて、昼下がりから夕方にかけてはクローズ。

変わったことに日曜と祭日がお休みのお店です。

この時はクローズでしたが、入り口から中を覗くとこのような感じです。

お庭

広さにして2000坪を越える日本庭園には樹齢数百年の永く生きる黒松も植栽されており、大変趣深い風景が楽しめます。

12畳から140畳の広間が13室、50畳の中広間があり、少人数から多人数までおいしいお料理が頂けます。堀ごたつや床暖房などの設備が充実しているので、極寒の新潟の冬に負けることなく四季を通じておいしい日本料理に舌鼓が打てるんですよ。

行形亭では昼会席が13,000円~、夜会席が22,000円~、芸奴さんも2時間1人20,000円くらいからとなります。天国に行くにもお金がたくさんかかるんですね…、庶民の私には手が届かない”天国”です。

それから行形亭の表門と塀は新潟市から「景観重要建造物」に指定されています。

看板

小路の狭さから、刑務所には芸者さんとお客さんが談笑する声や三味線の音色がきっと聴こえていたことでしょう。悪行を働いて収容されたのは自業自得ですが、”天国”の楽しげな様は囚人を苦しめたに違いありません。

ぜひ地獄こと旧新潟刑務所観光の後には、お隣の天国である行形亭にお立ち寄りください。立ち寄る前日までに予約をしないと会席のお料理が頂けないのでお気をつけて。地獄極楽小路の天国にはお金だけではなく”予約”も必要なのです。

旅データ

・アクセス:新潟市観光循環バス「北方文化博物館新潟分館前」から徒歩3分

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