漫画家の水島新司さんをご存知ですか?
代表作といえば「ドカベン」。一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
実は水島先生は新潟県新潟市出身で、その功績を称え、作品に登場するキャラクターの銅像が多数設置されている水島新司まんがストリート、通常ドカベンロードなるものが古町5番ストリートにあるのです。(場所が分からなくとも道行く人に「銅像がある通り」と聞けば通じます)
水島新司まんがストリートには全部で「7体」の銅像が設置されており、その中でも特に知名度が高い3体の写真を今回撮影してきました!
まずは漫画あぶさんに出てくる「景浦安武」。

銅像の足元にはキャラクターの紹介文が書いてあるのですが、景浦安武は「野球人の鑑、水島が理想とする男の中の男だ」とのこと。水島先生の理想こそが景浦安武なんですね。
たしかにあぶさんはイケメンで義理人情に熱い性格ですから、水島先生だけでなく世の男性の理想でもあるかもしれませんね。
続いてはドカベンの主人公、山田太郎。

まるでマンガからとびだしてきたくらいソックリ!肩幅に、筋肉が付いた太ももとかなり造形に力が入っています。作中では温厚な性格と知られていますが、銅像の表情もおだやかで性格が見て分かります。
山田太郎は身長175cm、体重85kgの巨漢ですが、間近で観賞してみるとかなり存在感がありました。さらにバットもわずかに”しなっている様子”も再現されているんです。
どうですか?かなりリアルですよね。

こちらも同じくドカベンの岩鬼正美。

ドカベンを読んでいた方は「グワァラゴワガキーン!」の打球音を思い出したのではないでしょうか?
破天荒な見た目で喧嘩っ早いですが、山田太郎同様に仲間想い、ちょっとお調子者だったりと憎めないヤツです。岩鬼のトレードマークと言えば口にくわえた葉っぱでしょう。これも忠実に再現されていて、しっかり銅像もくわえていました。

岩鬼の葉っぱは赤ちゃんの頃におしゃぶり代わりに使っていた名残とのこと。そしておもしろいことにくわえた葉っぱは彼自身のメンタルと連動する設定があり、気分が良ければ花が咲くんですって。
しかし残念ながら銅像の葉っぱは、今までに何度か盗難されたり折られてしまうなど災難が続いています。そのため夕方になると盗難やイタズラ防止のために、係の人が来て取り外すのだそうです。
このほかに、ドカベンの里中智や殿馬一人、野球狂の詩の岩田鉄五郎や水原勇気の銅像があります。ぜひすべての銅像を水島新司まんがストリートで観賞してみてください。
旅データ
・アクセス:新潟駅からバスで15分、「東堀通4番町」バス停下車、徒歩1分