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【新潟市】豪華と質素の絶妙な競演が見事な「中野邸記念館(邸宅編)」

中野邸

前編の「3つの蔵編」に続いて後編の「邸宅編」です。

それでは中野家邸宅におじゃましましょう!

大玄関

写真は邸宅の玄関です。おじゃましまーす!・・・が、写真の玄関からは入ることができません。実は中野邸は出入り口が2つあり、こちらは出入り不可の大玄関。

観光客出入り口

観光客用入り口は、大玄関の右隣にあります。

注意書き

入ってすぐの場所には注意書きがたくさん。古い邸宅に貴重なコレクションが多数展示されているので注意喚起が厳しくなるのは仕方がないですね。

それから邸宅内には「お手洗いがない」ので、トイレが近い人はあらかじめ用を足しておくとベター。邸宅内は広いのでトイレに行きたくなったら大変です。

トイレ休憩をはさんでから邸宅内に入るのがゆったり鑑賞を楽しむコツです。

赤とグレーの道

邸宅内では行きが赤いじゅうたん、帰りがグレーのじゅうたんをたどって移動します。迷子防止、観光客とコレクションの安全確保という目的でじゅうたんは設けられているんですね。

応接室

こちらは入ってすぐの場所にある応接室です。立ち入り禁止なのでドア付近からの撮影となります。応接室だけあってじゅうたんや壁紙が凝っていますね。

応接室

別の応接室。ソファーの模様や素材から高級品だと分かるのではないでしょうか?応接室が複数あるということは、かつて同時に2組の賓客を応対したのかもしれません。

床の間額は金唐皮というなめした皮に合金箔を貼り、さらに塗装やエンボス処理したもの。お金に糸目をつけないのは石油王だからこそ。

棟札

これは何だか分かりますか?卒塔婆・・・ではなくて「棟札」なんですね。棟札とは新築や修築の記念に造られ、建物のいちばん高い場所に付けるものです。

工事に係わった大工の名前や当時のお米などの価格も記されて、いわゆる記録簿みたいな役割を果たします。

仏像と掛け軸

棟札のお隣には仏像と掛け軸が置いてありました。背景も極楽浄土のような模様になっていて、並々ならぬ神々しさが感じられます。仏像の鑑賞がお好きな仏女さんは要チェックです。

新潟市で仏像が鑑賞できる観光スポットは少ないのでぜひ中野邸記念館にてご覧あれ。

邸宅内から見た大玄関

最初に紹介した来賓用の大玄関です。目の前の緑が美しいですね。実は大玄関はただの出入り口ではありません。「極めて重要な賓客のみ」が使用する大玄関なのです。

昭和32年には中野邸に高松宮殿下がお見えになられ、こちらの大玄関をお通りになられました。皇族の方がいらっしゃるのはすごいことですね。

ちなみに写真左に見えるのは中野忠太郎像です。

仏具の部屋

大玄関を通りすぎると仏具が置いてある部屋に差し掛かります。写真中央にあるものは仏像などを乗せるための台座だそう。

霊夢の報せによって石油の採掘を成功させた中野家だからこそ、こうして神様や仏様を大切に崇めているのでしょうね。それにしても窓の格子と奥の木々の景色が雅ですね。

訓示のようなもの

巨大な板に書かれた訓示。レ点や仮名がないので読みにくいながらも、文字から人生で守るべき教訓のような内容だとうかがえます。

こんなときのために学生時代に漢文をもっと勉強しておけば・・・と思う観光客も多いとか。

虎の金屏風

虎のような生き物が描かれた金屏風。フワフワしたディティールながらも猛々しさが感じられます。安土桃山時代の絵師、狩野永徳の唐獅子図にちょっと似ている感じでしょうか?

金屏風はとっても大きいので下がって距離を取らないと全体がカメラに収まりません。

縁側

金屏風を後にして縁側へ。肖像画は中野貫一です。ぬくぬくした太陽光がさしこんだ縁側にそって邸宅を鑑賞したくなりますが、先に階段を登るのが正しいルートです。

とにかく縁側は天井が高く広々していて開放的。その場に腰を下ろしていると、ついウトウトまどろんでしまいそう。

縁側から眺めた庭園

戸の間から見える景色が素晴らしいですね。この日は晴れていたので庭園の庭木も生き生きとしていました。庭園は造園以来100年は経過していると言われています。

紅葉のシーズンなら縁側に座ってウットリと景色を眺めるのも良いですね。

ちなみに庭園はただ目の保養目的で設けられただけではなく、権力の誇示、さらには雇用対策効果もあったんだとか。さすが地元への貢献も忘れない中野家です。

さて階段で2階に移動します。

階段

新潟市内の歴史的観光スポットはどこも急な階段が多いです。中野邸記念館も例外ではありません。観光客の転落事故防止のため、注意喚起をうながすラジカセも置いてあるほど。

こうした場所があるからこそ、赤とグレーのじゅうたんであえて一方通行にしてあるんですね。

二階通路

2階の通路は赤じゅうたんが敷かれていることもあって、なんとなく高級旅館に訪れたみたいな感覚に。うーん!窓から見える景色もバツグンに良くていつまでも眺めていられます。

来客用の部屋

通路からすぐの一の部屋。高松宮殿下がお休みになられたこともあって豪華ですね。客室はお部屋から庭の景色が楽しめるように配慮された造りとなっています。

和洋折衷の部屋

和室に洋家具が置かれた和洋折衷の不思議なお部屋。和と洋の組み合わせはお部屋のテイストがアンバランスになりそうですが、中野貫一のセンスでうまくまとまっている?

お部屋のまとまりはともかく、和と洋が混じっているのは中野貫一が海外に研修に行ったときの影響だそうです。

ホスピタリティに満ちた中野貫一だからこそ「お客さまに洋家具をお見せして楽しませたいな」など思って行動したのかもしれません。

窓からの景色

本当に窓からの景色は目の保養になりますね。紅葉、雪景色、新緑と一年を通して景色が変わるので、中庭をずっと眺めていても退屈しないです。

さて来賓のお部屋が絢爛豪華なので家主である中野貫一や家族の部屋はもっとスゴそうと思いませんか?で、こちらが家族の部屋です。

家族の部屋

・・・うーん、実に質素。その一言しか出ませんね。豪華さはまったく微塵にも感じられず。もしかして石油王になるまで苦労が続いたため、成功後も気を引き締めながら質素な暮らしを続けたんでしょうか。

まさしく「昭和の居間」って言葉がピッタリですね。

馬のおもちゃ

ミョーにリアルな馬のおもちゃ。

階段

さて階段で2階から1階に下ります。こちらの階段は張り替えを行って少しゆるやかになったそう。でも階段の造りはそのままなので角度はやはり急でした。

物置部屋

1階の物置部屋。昭和のブラウン管よりも前に使用されていた横に広いテレビがありました。さらにテレビの前には重厚なたんすがドッシリ。たくさん衣類を納められそう。

使用人の部屋

こちらは中野邸でいちばん奥にある使用人の部屋。質素ながらも生活に不自由しない感じですね。

使用人部屋のハシゴ

そして使用人の部屋付近にはハシゴが置いてありました。室内になぜハシゴが置かれているの?なんて思いますよね。実は使用人の部屋にはおもしろい仕組みがあるんですよ。

宙吊りの部屋

先ほどの使用人の部屋の真上にはこのような部屋がもう一つあります。ふすまが開いた状態になっていて、その下には柱や階段がないのが分かるでしょうか?

このような造りなので、通称宙吊りの部屋と呼ばれているんですね。階段がなくて宙吊りなんて不気味・・・。そこで宙吊りの部屋からの出入りに役立つのが先ほどのハシゴなんです。

なぜハシゴを使わなければ出入りできない宙吊りの部屋なのか。その理由を知りたいですよね。実は宙吊りなんて面倒な造りにしてあるのは、女性専用の部屋だからなのです。

つまりは男性が入ってこれないようにしているんですね。プライバシーや安全を考慮した上での構造なのです。でも出入りがすぐにできないので不便かもしれません。

観察できる野鳥一覧

中野邸は自然が豊かなのでバードウォッチングにも最適です。家屋の中でバードウォッチングが楽しめるのはうれしいですね。

当主の部屋

こちらは当主の部屋。広そうに見えるものの、それほど広くはありません。時代劇に登場しそうな大きな服は寒さを凌ぐために着るかいまきです。

かいまきはとにかく大きく布が厚いので豪雪に見舞われる新潟でも温かそう!でも着てみたいとあまり思えないのは重そうなのと身動きが取れなそうだから?

縁側風景

当主の部屋の前を通ると縁側に戻ります。中庭の景色が本当に素晴らしくて心が洗われます。

タイル

中野邸の縁側は床の装飾にもこだわりがあって、おしゃれなタイルが貼られています。床のおしゃれまで手を抜かない中野家のセンスにはビックリですね。

いかがでしたか?中野邸記念館は貴重なコレクションと自然の造形美が織りなす庭園の景色が楽しめる素晴らしい観光スポットです。ぜひ訪れてみてくださいね。

旅データ

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