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【新潟】鉄道ファンなつかしの資料をたくさん展示!「新津鉄道資料館」であなたも鉄女に目覚めるかも?

新津鉄道資料館

新潟市秋葉区新津は「鉄道のまち新津」と呼ばれ、鉄道と街が共に発展を遂げてきました。新津駅は新潟駅よりも小規模ながら、新潟方面の「信越本線」、福島方面の「磐越西線」、秋田方面への「羽越本線」の3線が集まる重要な分岐駅でもあります。

その新津には貴重な鉄道資料が展示された「新津鉄道資料館」があるんです。今回は新津鉄道資料館で鉄道の魅力を体感してきました!

新津鉄道資料館の看板

■新津鉄道資料館
1983年に旧新潟鉄道病院新津分室の一角にオープンした施設。1998年に現在地に移転され、2014年には館内を大幅リニューアルし、鉄道がさらに楽しめる展示物が随所に設置されています。毎月さまざまなイベントが開催され、特に毎月第4日曜日の普段見られない実物車両の内部公開は必見。

こちらが鉄道資料館の正面入り口です。

正面入り口

階段を上がったすぐのところには券売機が設置されています。こちらで入場券を買ってから館内に入ります。一般は300円、大学生・高校生は200円です。

券売機

本物のJRの切符みたいなかわいい入場券に思わずホッコリ。

入場券

小さいところまで鉄道のまちのこだわりが感じられます。エントランスには係員の人が立っているので、入場券を手渡すとパチンと穴を開けてくれます。発券日当日であれば本人に限り、再入場が可能です。なので、お昼ごはんを外に食べに行って、また鉄道資料を観賞するということもできます。

館内は鉄道のパーツがたくさん展示されています。まず目に入ったのが「駅名標」です。

駅名標

駅名標とは駅名が書かれた案内標識でホーロー製などがあります。国鉄時代に全国各地の駅に掲げられていたホーロー製の駅名標ですが、現在は徐々に姿を消していっているようです…。

こちらは国鉄時代の券売機です。お金を入れて運賃が書かれた丸いボタンを押すと切符が買えます。現在と同じシステムですね。

国鉄時代の券売機

鉄道員の制服を着たマネキン。安全確認の「よーし!」の声が聞こえてきそうです。

マネキン

蒸気機関車9600形式のパーツ。大きくて壁から飛び出ていました。

蒸気機関車9600形式のパーツ

説明によると、9600形式は大正時代から活躍を始めたテンダー式蒸気機関車なのだそう。大正時代の運行はJRの前身の国鉄…ではなく、さらに前身の鉄道院が行っていたんですって。国鉄は知っていても、鉄道院は聞いたことがないのではないでしょうか?

デゴイチの愛称でファンも多い国鉄D51形蒸気機関車の金属部品の展示ケース。こうした小さなパーツの力を合わせて、あれだけの巨体を動かせるのはスゴイ!

金属部品の展示ケース

なつかしの駅弁パッケージが並べられています。ますのすし弁当のパッケージは現在も健在ですが、ほかのものはなくなってしまったのでしょうか?味のある素朴なますのすし弁当のパッケージデザインは昭和40年(1965年)からずっと変わっていないそう。

駅弁パッケージ

駅員が時間を確かめる懐中時計。シルバーの円形がとっても上品です。

懐中時計

天皇陛下や皇族の方々がお乗りになられるお召し列車のコーナー。十六八重表菊の紋章が輝いています。

お召し列車のコーナー

こちらでは夜行列車の鳥海、寝台特急の出羽、急行佐渡の標識が飾られていました。現在はどれも運行しておらず、”さようなら”の文字に哀愁が感じられました。

標識

警戒標識の展示コーナーです。青色と赤色のほかに、濃霧(オレンジ)、大雪(グリーン)があります。新潟は豪雪地帯なので、乗客の安全を守ることに腐心していたのでしょうね。

警戒標識

ラッセル車(形式キ1)の模型。1911年にアメリカから輸入して国内で製造された代物。頭部が特殊なV字型で雪を掻きやすいように工夫されています。

ラッセル車(形式キ1)の模型

今は無き蒲原鉄道のコーナー。燕から県庁前まで線路が走っていたんですね。自動車の普及と全国各地で路線赤字が発生しているとのニュースが報じされていますが、将来的に全国各地で廃線となる区間が増加するのかもしれません。

蒲原鉄道のコーナー

アメリカのモノクロ映画に登場しそうなかわいいデザインの乗り物。こちらは「軌道自動自転車」というもので、線路の状態を確認するために使いました。

軌道自動自転車

普段見られない線路の断面。石がかなり厚く盛られていますが、レールと石の間はこうなっているんですね。

線路の断面

鉄道員の所持品コーナー。見えにくいですが左端のがま口のお財布には菊の紋章が刻印されています。菊の紋章ということから、鉄道員は現在の公務員のような所属だったことが分かります。

鉄道員の所持品コーナー

資料を見ているのもおもしろいのですが、熱中していたみたいで肩と目が疲れてきました。気分転換に展示物の一つ「鉄道シミュレーター」にチャレンジしてみました。いい歳した大人ですが、童心にかえって運転を楽しんでみたいと思います。

鉄道シミュレーター

シミュレーターはモニター右上に駅までの距離とスピードが表示され、手元2つのハンドル(力行、ブレーキ)を操作しながら運転します。

操作してみたのですが難しくて撃沈。力行ハンドルを傾け過ぎたせいか、スピードがどんどん出てしまい「カンカン!」と警告音が鳴ったうえ、到着駅のホームから80メートルほどオーバーラン…。

鉄道シミュレーター

シミュレーターながらもリアルな造りなので、ミスをすると冷や汗が滲みました。実際の鉄道運転手さんもこんな感じなのでしょうか…?気を取り直して館内の見学に戻ります。

こちらから屋外展示場に行くことができます。扉周辺には傘が設置され、雨天時でも濡れません。

屋外展示場

観光スポットにおなじみの顔はめパネル。窓から顔を出すことで200系新幹線に乗車できるのがおもしろいですね。

顔はめパネル

屋外展示の「C5719」と「200系新幹線」。C5719(C57刑蒸気機関車19号機)はシゴナナ、貴婦人の愛称で親しまれた機関車です。

「C5719」と「200系新幹線」

中にお邪魔してみると…

機関車の中

計器がビッシリ付いています。石炭を投入するボイラー部分が婦人のスカートに見えることから「貴婦人」との愛称が生まれたそうです。屋外展示はこのほかに「北越」と「DD14ディーゼル機関車」もあります。

「北越」と「DD14ディーゼル機関車」

JR東日本や地元市民の協力により寄贈された多数の鉄道資料が鑑賞できて、すっかり鉄女に目覚めてしまいました。ぜひ新潟市へ観光に訪れた際には、新津まで足を伸ばして鉄道資料館に遊びに行ってみてくださいね。

旅データ

  • 入場料:一般300円、大学生・高校生200円
  • アクセス:新津駅(東口)からバス5分、新津工業高校前バス停下車、徒歩1分
  • URL:http://www.ncnrm.com/